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アイテム

切った手術をしても、その後お腹に優しいご飯を作らなくてはいけなくても。

うちの家族はだれも作りに来てはくれないのです。

予定していた、ホームセンターにつれてってもらうのも、父の手はもう借りないことにしました。

その日、「なにか手伝うことはありますか?」『何もありません』。

その後、「消化の良い玉子サンドでも買っていこうか?」とも連絡は来ないのです。

ほんとには心配なんてしてないんですね。

姉と父に、そして母に心をくしゃあっとされいた10代、20代を思い出します。

『あんな家族じゃなかったら、私はここまで不安定にならなかったと思います。』「でしょうね。」

今は薬を飲んでるから、穏やかに日々を過ごしているだけで。

寂しくもならないのは薬と、本当にひとりぼっちだった頃があるから。

話を聞いてくれるドクターと、あいつが残してくれたものと、数少ない知り合いと、仕事じゃなかったら超気が合いそうな市役所のお姉さんと。

何よりも、あいつには触れられなかったけど、それと引き換えに思い出した夢があるから。

私がつられ笑いするほど、素敵な笑顔を見せて。