読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

一人の状態は決して孤独なのではなく

大切なことは今を没頭して生きることだ。没頭していて一人の状態は決して孤独なのではなく、充実した状態であるから誰にも頼る必要がなく満たされているのである。このブログはひたすら没頭する状態にいかにして至るかを追求する場所である。

まずぼくの経験を書いてみよう。それはサラリーマン時代の中頃、齢で言えば30代後半ぐらいで、いわゆる引きこもりの経験がこの考察の対象になる。出世コースから離れて会社の価値観とは別の自分だけが信じられる価値観を持とうとした時に訪れた、精神的自由感がこの没頭に通じるのではないかと思っている。

この時、価値観の転倒が起こった 。自分が全ての主体であって、会社から受ける出世のプレッシャー等は自分が認めなければ消えてしまってどうでもよいことになるということだ。大事なのはその時の心理的な動きであり、自分がとった行為に対する心の規制がどのように外れて、そのために逆に獲得されていく新たな心の動きができるだけ正確に記述されなければならない。それは哲学的に表現すれば現象学になるという直感がある。いわば自分に特権を与えてもいいと確信する心の動きを記述して、批判できる状態にするのが現象学という哲学なのだ。それをぼくは竹田青嗣から学んだ。つまり、静かに自分の心に耳をすませて何が聞こえてくるかをその通りに書き出していけばいいのだ。言葉による変換。